現状維持という麻薬

代表ブログ

度々湧き上がってくるひとつの問いがある。

「なぜ、人は現状維持を志向してしまうのか?」

その時々で、深く掘り下げれば様々な事象に行き着くのであるが、
一言でその答えを挙げるとしたら、「それは、ラクだから」だ。

僕の周りには、企業の経営者や個人事業主の方が多いのだけど、現状維持を打破しようとする人がたくさんいる。
鮫のようにいつも動きまくって、何かにぶつかって、それでも、あの手この手でいろんなことをしている。いろんな場所に行っている。いろんな人に会っている。いろんな勉強をしている。

「欲望増長」⇒ 強烈な夢や志
「悩み解消」⇒ 強烈な怒り

いろんなケースに触れると、これらのどちらかが、その原動力になっているように見える。
いずれにしても、強烈な内在的な何かがある。

おそらく、これが弱いと現状維持に走ってしまうのだろう。
誘惑のような、いや、麻薬みたいなものかもしれない。(注:麻薬を体験したことはありません)

なぜなら、その時は特別な痛みを伴わずにラクだからだ。
これは、何も得ることのできない無意識的な快楽なのだろうと思う。

新しいことをやったり、人と違うことをやったりすれば失敗する可能性は高まる。これは必然だろう。

さらに、エネルギーもいる、カネもいる、時間もいる、
そして、失敗すれば、揶揄される、
それにより、面目がつぶれる、自尊心を傷つけられる。

それでもやるのか?

やる人もいる。

なぜなら、やりたいからだ。
または、やらなければいけないからだ。

何かをやってみれば、何かが動く。手に入れられる可能性は高まる。
逆に、やらなければ、何も手に入ることはない。

いや、たまには、手に入った気になることもある。
たまたま恵まれた環境にいたら、その時だけは勝手に手に入ってくることもあるだろう。

例えば、会社に勤めていて、所定の時間働けば、毎月の給料は決まって手元に入ってくる。
コンビニに行って、数百円払えば、ご飯が手に入り空腹を満たすことができる。

こんなことは今の日本という恵まれた環境では当たり前のことだけど、それは、たまたまなのだ。

今、僕は、セブシティに来ている。

平均月給は2万円足らずの島民、その中でも貧富の差はもちろんあり、
凸凹の路上では裸足で物乞いしてくるストリートチルドレンがいる、
散歩していたらあやうく踏みそうになったボロボロの布1枚で大股開きで爆睡しているおばさんがいる、
50円のチップを渡すだけで、満面の喜びを見せて上手くもない肩もみしてくるウェイターがいる、
売店では、商品を買うまでひたすら犬のようについてくる青年がいる。

なんか、オレって恵まれすぎてて、ボケてたな~、と思った。

平和ボケしてると、変化があった時に太刀打ちできなくなる。
あわててしまう。それは、致し方のないことであるけど、その時は、もう手遅れだ。

平和ボケしてしまうと、多少のストレスは抱えているのだろうが、
実のところ、欲望もそれほどなく、悩みもそれほどない人が増えてくる。

だからこそ、平和なのだ。
平和とは、素晴らしい現状維持である。

でも、いつの時代も、平和の中にあってもそうではない一部の人々たちがいる。
何かを動かす。その波紋は平和な人にもジワジワとやってくる。すると、平和は続かないことになる。

欲望増長を実現した人がいたら、自分もやってみようかと思って何かをやる。
悩みを解消をしたいと思ったら、それを解消するために必死に動く。

モチベーションとは、
自分の中から作られるもので、無理矢理作るものではない。
他人に作ってもらうものではない。
だから、人のモチベーションをアップさせるとか、そんなくだらない世界には一切関わらないようにしている。
そんなことより、オモシロイ!ということに没頭し、自発的に、能動的に、何かをしてやろうと取り組む人たちと時を共有したい。

また、カネとは、欲望増長や、悩み解消を実現しようとするためのひとつのツールであり、
カネを持っているということは、その人が「選択肢を持っている」ということだと考えている。

カネを使うには、意志がいる。
カネがあるからといって、勝手に世の中は変わらない。何らかの意思によってカネが使われるから変わるのだ。

僕たちが事業領域を「財務(資金の変動)」に置いているのは、
人や会社がカネを使う意志に触れたいという理由からだ。

事業活動で言えば、なんだかんだいっても粗利に尽きる。
粗利がなければ、未来に向けて選択肢を持つことに制約がかかるのです。

欲望と言うと聞こえが悪いから、「ビジョン」と名付けてみます。
悩みと言うと悶々としてテンション下がるから、「課題」と名を変えてみます。

そして、「粗利」「粗利」と何度も言い続けているとカネの亡者っぽくなるから、
「お客様の満足を数値化したもの」と変えてみます。

南国のリゾートなのに、ビーチにも行かず、
灼熱の太陽の陽射しをビンビン浴びながら、踏んづけてはいけないものをちゃんと見極めつつ、
路地を歩き回って、人と会いまくっていろいろな話をしながら、新規事業の構築に取り掛かっていたら、
改めて、自分は「現状維持ってたなあ~」と痛感した。

混沌とした世界に身を置くことは、自分を研ぎ澄ますことができる。

日本に帰国したら、ビジョンの実現と課題解決のために、そして、現在と未来の顧客満足のためにさらに邁進します。

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