Good Bye 2021.

代表ブログ

早くもやってきました、2021年の最終日。

15年以上も前から、これだけは毎年欠かさない大晦日ブログ。
新型コロナウィルス騒動は、早くも2年が経過しそうな勢いで、
最新の変異株は、オミクロン(=ギリシャ文字のアルファベット15番目)までやってきました。
そんなことはつゆ知らず、今年も大晦日の空は、朝から雲一つない快晴でとにかく平和です。

さて、早速、この1年間を振り返ってみようと思います。

この1年間、3つの質問を受けることが多かった気がする。

「最近、忙しいんですか?」
「最近、何やってるんですか?」
「最近、何考えてるんですか?」

まあ、完全に “謎の人間” と化しました。
個々の意図はともかく、人に何らかの興味を抱いてもらっただけで、とてもありがたいことです。
愛の反対は、無関心ですからね。

今年1年を振り返って、胸を張って言えるレベルで、具体的にこれをやり遂げた!というものはない。
でも、全く後退することなく、現状維持でしがみついていることもなく、
実はその正反対で、表現は難しいのだけど、
今後に繋がる心的な転換があり、また大きな変化もあり、オモシロイ人々との接点は数多く生まれた。
ただ、過去に体験してきた1年間とは明らかに違って、
短期変動としては目に見えづらいが、長期変動としては今年が間違いなくターニングポイントになった。
これは、自信をもって言える。

そんな中で何が変化したのか、新たな取り組みや気付きを列挙してみます。
始めにお伝えしておきますが、長文です。そして今年は、具体的なことというより心的な変化が中心となります。

【他と同じことをしない。】

いきなり、漠然としすぎました。
ただ、ここをトコトン追求しまくるという覚悟ができました。

この覚悟には、実は立ちはだかる大きな壁があり、ものすごい勇気がいるのです。
普通や同調ってラクで、その反対を取ると、答えが分からない未来に向かって、自分自身を信じるしかない。
そして、「他者評価から思い切って離れる」ということを決断することになります。
これまで、頭では分かっていても、実はやり切れてなかったなあと思いました。

他を真似れば上手くできる。常識に則せば怪我もしにくい。早く実現する可能性が高まる。
それは確かかもしれない。

でも、それだけでは面白くない。ワクワクしない。
もちろん、良いものを真似るべきだし、学ぶことは真似ることだとも言う。

ただ真似るだけではなく、複数の要素を掛け算することでオリジナルにする。唯一無二のモノにする。
その過程がとても楽しいし、上手くいかないことは、自分の試練となる。

「失敗のパスポートを持てるか?」

この言葉は、今年一番、自分に刺さった。
そんなもの持ちたくなかったけど、実は、これを持つ意味を痛いほど知るようになった。

おれさ、失敗って、なんか少なくない?

一人でボソッと問いかけてみた。
ある程度上手くいくことが多かった反面、挑戦の実数がまだまだ少ないことは感じていた。

やったことないことをもっとやってみる。足踏みしそうでも思い切って動く。
結果はともかく、それでパスポートの中のスタンプは積み上がる。
それらは、伝説に繋がるような真っ赤な失敗印であろう。

成功のパスポートではなく、失敗のパスポートを厚くすることで、
実は、成功へのパスポートを持つことができる。

こんな基本原理から目をそむけてきた自分。

最初から失敗してもいいや、と思うことはノーカウントだとしても、これで吹っ切れました。

たったひとつの言葉が発するチカラって、本当にすごいです。

【オトナになった。】

先日、45歳の誕生日を迎えたおじさんに、なんじゃそりゃ?って感じですが、
ようやく・・・です。

自らの信条や心情を超越して、その場の状況に応じた役割を演じてみる、
つまり「役者になる」ということを覚えました。

演じている自分は本来の自分ではないので、とにかくストレス溜まりまくりと思ったけど、
やってみると、実は、これを楽しんでいる自分がいた。

様々な立場で、様々な役割を負っていて、
でも、どれも手を抜くことが嫌で、他と同じことをするのも嫌な「THE イヤイヤ星人」だから厄介なのだが、
毎回テーマを設定した上で臨み、毎回オリジナルのシナリオを組んでいく。

その結果、どんなことが起きたのかというと、
「怒りの沸点が上がった」のです。

知る人ぞ知ることだろう。見た目に寄らず(?)、これまで、よくもまあブチギレてました。
そして、とんでもないのは、この自分の姿を恥ずかしいと思ったことはないのです。
過去を振り返っても、こんな状況で怒らない奴は、情熱やこだわりがないとさえ思っていた。

いやはや、青いね~、おこちゃまだね~

「人はみんな、違う」ということは、正しいか誤っているかということよりも上位に存在する。

こんなシンプルなことに気付くのにめちゃくちゃ時間がかかったのだけど、
これがいわゆる “オトナ” なのかと。ようやく分かった気がする。

大人になると、見える景色や、人との関わり方が変わります。
ようやく今年、成人式を迎えちゃったんじゃないかな。

注)あくまでも、気がするレベルであるので、来年以降に期待したい。
  一番期待しているのは、私で、お次は当社のメンバーだろう。

【世の中は、諸行無常。】

世のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはない。

この世に、同じことは二つとない。
この世に、永遠に変わらないことはない。
今、この瞬間は二度とやってこない。

自分自身のことに限って言えば、利己的だけど「時間」がとても大切。
お金で時間が買えるものなら買いまくりたい。そのお金が足りないなら、もっともっと得たい。
この行きつく先は、不老不死の世界なのかもしれない。それだけ、やりたいことがたくさん溢れている。

だから、未来がどうなるだろう、こんなことしたら恥ではないか、夢は実現できるのだろうか、
そんな杞憂に時間を使っている暇はない。
外部要因には、自分で影響力を持てることと、持てないことの二つしかない。
自分の影響力を及ぼせることにのみ集中すればよい。

その上で、自分が関与できない世界が、無常である。

今年を振り返っても、諸行無常の世界を体感してきた。
これは嘆くことではなく、まさに、世の常として受け入れるべきことだし、自然なのだ。
だから、それを前提に生きればよいし、その行きつく先は「今をとてつもなく大事にする」ということになる。
瞬間瞬間で、とても悲しいことがあればそれがずっと続くことはないと思いながら向き合い、
とても楽しいことがあれば、その時は、思う存分、トコトンそこに浸りきればいい。

日頃から、クライアント企業の事業計画策定や、未来に向かっての様々なプランニングを仕事の主領域としているけど、
実は、未来を作り出そうと取り組めば取り組むほど、いまこの瞬間である現在を大事にすることの重要性に気付いてしまうのだ。

オイオイ、哲学的な世界に行っちまって、どうしちゃった?!という心配は、御無用です。
怪しい宗教にも勧誘されていませんし、もしあってもメタメタに論破するからその手の方々は、誰も近寄ってきません。

ぜんぜん大人ではないですね。

【スマホゲームにハマってみた。】

ここで、ちょっと軽い感じの初体験を告白しようと思う。
実は、2か月間限定で、スマホゲームをしてみました。
キッカケは取るに足らない些細なことだったけれど、
「ゲームは時間の無駄遣いでしかない論者」の自分が、不思議なことにハマりにハマりました。

ハンドルネームは適当で、ビル・ゲイツ。
お名前を勝手に拝借させていただき、トイレの大/小を問わず、スマホで常にゲームアプリを開いていました。まさに秒を争ってました。

なぜ、ハマったのか?

スマホゲームって、とっっっても上手くできているんです。まさに、人間操作。
これこそゲームクリエーターが夢中になって遊んでいる真のゲームではないか、と思うほどだ。

スマホゲームとは、オンラインでのソーシャルネットワーキングゲームなので、
誰だか知らないけど、地球上のどこかで参加している他のプレーヤーがいる形態である。

最初はナビゲーション通りに進めばいい。ここではどんな人も迷わないようにできている。
進んでいくと、段々と強くなっていく。そこで成功体験が次々と生まれてくる。
すると、もっと強くなりたいという欲が出てくる。ここまでくると習慣化する。
ゲームをしていない時に、つい思い出してしまう。既に、もう中毒状態です。
そして、もっと強くなると、なかなかレベルが上がらなくなってくる。時間を要するようになる。
自分より強いプレーヤーが現れる。知らず知らずに自分が序列や階級に加わっている。
最初は、下っ端の位置から始めることになり、上位に偉そうにしている強者がいる。
知らないテクニックを知るために、強者に教えを請う。
聞き方はとても大事。可愛がられることも大事。素直に役割を果たすことも大事。
課金することで、時短でレベルアップすることができる。
先行するプレーヤーを飛び越えることができる。
階級上位に昇ることで、強い敵と戦える。特定の領域でリーダーになれる。
自分単独では限界があるので、強いチームを作ろうとする・・・

幾分長くなってしまったけど、何を言いたいのかというと、
これは、ビジネスの世界ととてつもなく似すぎているのである。

自分や組織や業界に欠けているモノが、明らかに体験者の立場から判明した。
そして、特に、弊社の主領域である財務戦略コンサルティングサービスにおいても、
来年から手掛ける新領域においても、この原理やシステムが明らかに欠けている。
もう、たかがゲームという言葉を使いたくないほど、補完すべきポイントがくっきりと見えた。
大量のメモを取りながらゲームにハマる自分には、さすがにウケた。

期限内にあるレベルまで到達したので、泣く泣くゲームは辞めた。アプリを削除するときに手が震えた。
名残惜しかったけど、そんな気持ちになれるのが不思議だった。
まあまあ強くなっていたからだろうけど、既得権益を守る意識ってホント怖いね。

心機一転。
次は、実世界のゲームに突入する。凱旋帰国して、作り出す側に全力で回ります。

そして、今年の取り組みで最後に挙げるのは、

【Twitterで呟きまくった。】

今年の夏からTwitterを復活させて取り組んでみました。
FacebookはReadOnly状態になり、なんとか試行錯誤しながら、3ヶ月かけてフォロワー1000人を達成した。

もちろん、この数字自体はたいして凄いことではない。
でも、この取り組みを通じて見えてきたことはとても大きかったし、
この経験を足掛かりにしてどう活かすのかは、来年の戦略軸のひとつになっている。

読者の皆様、もし良かったら、ぜひフォローしてください!!(Twitter : @noharakentaro

さて、例年のように、アホさがにじみ出た大晦日ブログではなかったかもしれないけど、
自然体で書いていてこうなったのは、これこそが「自分の変化」なのではないかと思う。

諸行無常、だしね。

変化とは、主体的なものよりも偶発的に生まれてくるものかもしれない。
そして、「見えざる手」は必ずあると思っている。どこかに、何かが確実にいます。

そろそろ、年末が差し迫ってきました。

今年も1年間、いろいろな場面で関わっていただいた方々には、感謝申し上げます。

皆様のおかげで、とても前向きに、そして、未来がさらに楽しみでありながら、
2021年に、晴れやかな顔で “Good-Bye” と言えます。

Good-Bye & Thank You, もう二度とない2021年!!!

P.S ちなみに、たった40年で人はこれだけ変わります。

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