命懸けの笑い。
今年も、この時期がやってきた。
ゴールデンウィークを前にして、
なんとなく、自分のリズムが狂いそうな予感がしている。
そもそも、何がゴールデンなのか、まったく意味が分からない。
もしかして、
まさかって感じだけど、
「仕事しなくてよい休日がたくさんあるから、
それって、メチャクチャ最高なんじゃなーい?」
的な理由から、ゴールデンなんて名付けてるとしたら、
まったくもってありえない。(実際は、そうではないらしいけど。)
まあ、「トコトン遊べ!!」って言われたら、
中途半端な遊びじゃなくて、
精根尽き果てて体の隅々から力が抜けるほど遊ぶ自信はあるけど、
なんか、こんなにも長期に渡って仕事をしないとなると、悶々としてしまう。
なぜ、リズムが狂いそうなのか?を、少し突き詰めてみたところ、
社内外含めて、仕事の関係者と一緒に笑う機会が激減してしまう、
ということが最大の原因ではないかと、自分なりに結論付けてみた。
(そりゃ、みんなお休みなら、会うことないですよね・・・)
逆に、リズムを崩さない状態、イコール、
日頃の自分自身を振り返ってみると、とにかく笑っていることが多い。
ひとりでにやけていたら気持ち悪いので、
たぶん、どこかで、お客様含めて誰かと一緒に笑っている。
ということは、
僕の周りの近しい人たちにも、笑う人が多いということだ。
それも、気持ちよーく笑う人が多い。
最近では、笑いすぎて、
声帯痛めてることも、流行っているらしい。。
大抵、その当事者の方々は、
話しすぎ、とか、声が大きい、ってことを理由に挙げる。
たしかに、たくさん話しているし、声もとてつもなく大きい。
でも、正確には、声が大きいんじゃなくて、笑いが大きいんだ。
まあ、それはおいておいて、
しかめっ面して、難しい言葉を連発して、
それで、ごもっともなコトを言う人と、
一緒にいて楽しくて、
「こんなに笑ったコトありませんよ」と涙を浮かべながら、最後には、
「よし!もっとがんばってやりますよ!!」というワクワク感が生まれるのと、
どっちがよいでしょうか?
僕は仕事をする上で、いくつかのノルマを自分に課している。
・クライアントとの会議では、必ず、三回は笑う。
・初対面の営業先や取引先では、必ず、三回は笑いを取る。
(ボケでもツッコミでもよい)
簡単に書いているようで、
これ、結構、ハードル高いんです。
でも、チャレンジし続けていけば、少しはハードルを越えられるようになる。
僕は、大抵の場合、周りの方々と同じように、
会議室の壁を貫くほどの会話をして、笑いが起きる。
会議が終わって、抜け殻のように燃え尽き症候群になりながら出てくると、
なんか盛り上がってましたね〜、とか、よく言われるのだけど、
資金残高とにらめっこして、赤い数字や赤い三角マークをみて、
苦い顔している時もあるんだって。
そんな中でも、未来を切り開いて、未来に希望を生み出すために、
わざわざ時間をさいて、この一瞬を一緒に過ごしているのだから、
1回の会議あたり、3回くらいは笑ったっていいじゃないか、と思うわけです。
時には、すべります。
時には、冷たい視線を浴びながら、しれーっとされます。
さらに、こいつはバカなんじゃないか、とも見られます。
ぜーんぜん、気になりません。
これまで、度重なる厳しい修行を積み上げてきたからです。
そして、このような空気に触れると、
まだまだだな~、おれも。
もっと腕をあげなければならんな、と思ってしまいます。
笑いには、リスクが伴う。
それでも、恐れることなく、
どうせ笑うなら、豪快に笑うことにしている。
ヘラヘラ笑ってんじゃないよ。
ニヤニヤ笑ってんじゃないよ。
クスクス笑ってんじゃないよ。
笑いって、中途半端だと、アブナイ。
場の空気を間違えると、
最悪の場合は、仕事を失うかもしれない。
逆に、
「一緒にいて、楽しい。」
そして、そんな時は、必ずそこに “自然な笑顔” がある。
どんな時でも、どんな国に行っても、
人と人の関係において、笑いはとても大事な要素だと思う。
そんなこと言いつつ、まだまだ修行の道は続く。
今年のゴールデンウィークは、
しゃべらず、笑いもせず、しかめっ面しながら、
あるテーマを黙々と研究していこうと思います。
(注:職業は、コンサルタントであり、お笑い芸人ではありません。よく似ていると言われるけど。。)