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経験の減価償却理論

経験の減価償却理論

最近、スピリタスでは”海外”が流行っているようです。

私も、先日、東南アジアまで海外出張に行ってきました。
昨年秋のエストニア視察以来の海外でした。

あの美女うじゃうじゃの国で衝撃を覚えてから、
あっという間に、半年経っていることにビックリしました。

いつも、海外に行くと、強烈なアップグレードを体験することができる。
未知の世界に触れることができる。
自分の脳ミソを一度リセットすることができる。

今年は、海外比率を高めようと意識しているのだが、今回はその第一弾であった。

様々な業種の経営者の方たちと一緒に過ごし、
詳細は守秘義務の関係で書けないのだが・・・
私個人として気付いたり、考えたりしたことを書いてみようと思う。

■「売る」というチカラが最強。

タクシーはメーターがついているのに、ドライバーが個別交渉してくる。
もちろん、少しでも高い金額で折り合いをつけようとしてくる。
日本人とみるやいなや、ナメてかかってくるので、そこでひるんではいけない。
たった、数百円の違いなのだが、払うことより、容易にナメられることは認められない。

また、小学生にもなっていないような頭丸坊主の小さな子供が、
夜中の12時頃になっても、夜市の露天商でモノを売りまくっている。
日本なら、とっくに寝ていなければならない時間なのに、彼らは生活が懸かっているのだ。

さらに、「こんなもの売れるのか?」と思うような食べ物やガラクタを
所狭しと並べて、通行人を必死に呼び込んでいる。灼熱の37度の日中に。
とにかく、「売ろう」という鬼気迫る意志を感じる。

商品力なんてないかもしれない。
でも、こいつらとガチンコで勝負したら、我々は勝てるのだろうか?と。
もっと獰猛な肉食系にならないと海外では勝てない。

■本当にイイ話は、世の中に出回っていない。

情報は足で稼ぐ。
現地に行って、現地で人と会って、現地で五感をもって判断する。
怪しい話もあるだろう、掘り出し物の話もあるだろう、
それは、すべて、自己責任の世界。
最後は、誰も答えを教えてくれない中での、判断になる。

こんな裏路地をどんどん進んでいって、大丈夫だろうか?
こんな納得性の高いプレゼンテーションを鵜呑みにしても大丈夫だろうか?
口約束で、後から違うとひっくり返されたりやしないか?

あらゆる要素で二択を判定しなければならない局面が多すぎる。

厳密な分析が必要ではあるが、でも、飛び込まなければ何も得られない。
特殊な世界ほど、そのシンプルな原理がそこにはある。

これがとても大切であり、そこに面白さを覚えなければ、苦痛でしかない。

■「海外金融」という奥深い世界。

経営を基軸としながらも、会計や財務という領域を、シゴトの中心としているのに、
いかに金融という領域に自分が疎かったのかを痛感させられた。
日本では、これまでの様々な接触の中で、知識や経験を積んできたと思っていたが、
それは、あくまでも、日本という閉ざされた世界においてのものだった。
海外、そこまで大きく言わなくても、アジアというスケールにおいてでも、
金融という世界は、奥深く、とてつもなく、広い。
税務スキーム、資金の調達・運用、金融商品の多様性など、
よくもまあ、こんなこと考えるな、と口あんぐりなことに遭遇した。
また、そこに携わる人も、様々な面で秀逸なプロフェッショナルだった。

他にも・・・

・50歳までは、死ぬほどシゴトをしろ。
・基本、「デキナイ」とは言わない。
・健康でありさえすれば、金儲けなんか簡単。
・白紙とペンを持って、部屋に籠れ。
・オレも39歳に戻りたいよ。
・オトコはたまに料理を作ってやれ。
・毎日腹筋300回。
・キレたらとんでもないことになる国民性。
・英語ができたら世界は広がる。
・会いやすいところには行かない。

などなど、日頃聞くことのできない名言にも遭遇した。

帰国後、アクションプランに組み込んだのは言うまでもない。
人生、常に、勉強です。

こんなこと書いているけど、
なにも、日本で頑張っていないわけではない。
日常の仕事で得られるものが少ないわけではない。

それでも、海外に出ると、強烈な何かを得ることができる。

そして、自分って、まだまだ未熟だなあと思うことばかり。
こうした感覚を得られることがとても大切なのだろう。

学歴、知識、経験、国籍、それらって、とても大切だと言われる。
でも、そんな表面的なことよりも、むしろ、最後の紙一重の勝負や、
ここぞという時に、最高のパフォーマンスや決断ができるかどうかが運命の分かれ道。
そこには、根っこに、「志」が存在する。

崖っぷち状態が、破壊的なパワーを発揮させてくれる。
サバイバルな状態が、ナニクソ根性を発揮させてくれる。

ここ最近、今まで積み重ねたきたことを取り纏めて発表したり、
これまでの経験やスキルを活かしてシゴトを進めきている。

それ自体は、常にブラッシュアップしようと意識し、
主に、お客様のために最高のパフォーマンスをしようと心がけている。

あわせて、ウチのメンバーにも、こうした方がいいよ、
こういう勉強をしたほうがいいよ、これが大事な肝だよ、と伝えてきた。

でも、ふと、思ってみた。

これを続けているばかりでは、
「自分の経験が漸減しているのではないか?」と。

これを、勝手に、「経験の減価償却理論」と名付けてみた。

会計バカな人間が、専門用語を交えたわけわからん表現かもしれない。
でも、本質的な点を、正しく表現できているのではないかと思う。

最近、自分は、減価償却、過多な状態ではなかったか?と。

時を経るにつれて、得た知識や経験を活かしたシゴトをしていかなければ不良資産になるが、
自分の簿価を上げるべく、常に、未知なるもの、厳選された良質なソースに直接接触して、
自分自身をアップグレードしていかなければならない。
また、それを自社にも適用していきたい。

世界は広く、深く、そして知らないことばかり。
さらに、人間って、結局、動物なんじゃん!という原点たる気付き。

リスクを承知の上で、
未知なるものに、バリバリと飛び込んでいこうと思う。

P.S  あまりにハードスケジュールで、プールには飛び込めませんでした。(笑)
P.S.2 やっぱり、日本って、キレイですね。色々な意味で。(笑)

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